今やICTインフラは、生活インフラと同様に社会に不可欠な存在となりました。例えば、銀行取引や交通機関の運行管理のシステムなどで障害が発生すると社会に大きな影響を与えます。こういった事が起こらない様に、インフラ運用では、システムの2重化、システムリソースの管理、セキュリティ対策、バックアップによるリカバリーなど様々な対策を講じて利用者が常にシステムを利用出来るようにしています
インフラ運用は、常にシステムを安定して稼働させることが求められており、利用者にとっては利用出来て当たり前ですが、インフラ運用の技術者はこの当たり前を実現させるために日々この責務を果たすように努めています。
ICTシステムにおけるインフラとは、Webサービスや、SNSなど様々なコンピュータを利用するために必要なネットワークやサーバなどのシステムを指します。
また、セキュリティ対策についても現代社会において必要不可欠な機能となっています。
私たちの生活にはICTインフラを必要とするシステムが身近にたくさんあります。
これらの仕組みは、スマホやATM、自動改札機が単体で稼働しておらず、ネットワークやサーバといったICTインフラと連動して動いています。家庭の水道の蛇口もひねったICTインフラと連動して動いています。家庭の水道の蛇口もひねれば水が出るのでは無く、水道管と浄水場がつながっているから水が出るのと同様に、データを提供するサーバや、データを送受信するネットワーク等が無ければICTインフラを利用する事が出来ないのです。
アプリケーション | |
ミドルウェア (DB、Backup、監視ツール、自動化ツール、資産管理ツールなど) |
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OS (Windows、Linux、UNIXなど) |
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サーバ (クラウド・オンプレ) |
ネットワーク |
お客様の環境や要望に合わせて、システムが安全に稼働できる仕組みを作る仕事です。稼働中にトラブルが発生した場合にどのような手順で復旧させるのか、どの部門に障害を報告し、復旧のためにどのベンダに連絡する必要があるかなどの運用の流れを設計し、実際の仕組みを構築したのち、運用テストまでを行います。
私たちの生活は、さまざまなICTシステムで支えられています。このようなICTシステムを、日々安全に動かしていくことがインフラ運用保守業務の仕事です。具体的には、システムに問題・障害が発生していないか定期的にチェックします。問題・障害が発生したら迅速に調査し、問題の解決・障害復旧などを行います。最近では、クラウドサービスを利用したインフラ運用保守業務が主流となっています。
お客様からの技術的な問合せに、電話・メールでお応えする仕事です。大手企業のシステム担当者からICT初心者の方など、幅広いお客様より「こんな時はどうしたらいい?」「仕様を確認したい」「パソコンが動かない」など、さまざまな問合せが寄せられます。これらの問合せをチームで連携して解決に取り組みます。